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頭痛と目と腹圧の関係

こんにちは。

以前投稿しました、頭痛と首の関係についてのブログを多くの皆様に見て頂き本当に嬉しいです。やはり頭痛に悩まれている方が多くいるのだなと感じました。

本日は、クライアント様に許可を得て、このような症状もありましたという報告をお話しいたします。

クライアント様情報

・30代女性

・看護師

・最近は運動はしていないものの、学生時代にはバトミントンを積極的に行っていた(全国大会出場レベル)

・ほぼ毎日頭痛が出現

・めまい、ふらつき

・頭痛クリニックに通院されているものの、頭痛が辛くほぼ毎日ロキソニンを服用されていた。

身体の状態

姿勢は前屈みで崩れており、猫背のようになっていました。また、前回のブログでもお伝えしました、環椎後頭関節の硬度も硬くなっており、7つある首の骨もズレが生じていました(S3に対しS2が左回旋)。背骨の骨も硬く、全身的に柔軟性が低い状態でした。さらに、体幹安定性は低く動作時のふらつきもみられていました。

この崩れている関節の柔軟性改善に対し、全身的に調整を行いました。

※背骨の骨や首の骨をボキッと調整するのではなく、骨と骨の間にある、椎間板の硬さやその関節を包んでいる結合組織や筋膜を優しく調整していきます。

頭痛に対するコンディショニング後は、痛みの改善がみられました。頭痛は、首の関節の崩れや周囲の組織が硬くなることで生じることがとても多いです。

体幹のふらつきに関して

ここで重要なのは、痛みは改善したのですが、体幹の安定性は低いままだったということです。

人間は筋紡錘に交感神経が入り込んでいたり、結合組織の硬度がそのまま脳に情報として入力されますので、調整を行うと体幹も安定してくる事が多いです。しかし、今回は調整後でも体幹に不安定性が残っており、別に問題が生じているという事が示唆されました。

ここで重要となるのが問診です。

このクライアント様は、バトミントンの競技期間が長く、速く動くシャトル(羽根)を注視する事が多かったのです。

そこで眼球周囲の硬度や眼球の動きを確認しました。

眼球の動きは細かいので、繊細な動きができるように筋が包むように付着し、動眼神経や滑車神経、外転神経などの神経が入り込んでいます。さらに、眼球には、視神経が直接脳に情報を入力しています。

パソコンやスマホ、ゲームを長時間すると目の周りが重たくなるようなことはありませんか?。

パソコンやスマホ、ゲームを行っているときに、徐々に姿勢が崩れてしまうことはありませんか?。

眼球の活動性と腹圧(体幹安定性)はとても関係があります。そして、腹圧が低下すると姿勢が崩れ頭痛につながる事があります。

このクライアント様は、バトミントンの競技生活が長く、速く動くシャトルを常に見続けていた為、眼球周囲の筋や組織が硬くなっていました。

眼球周囲のコンディショニングを行なった後は、腹圧(体幹安定性)も高まり、より体調の改善がみられていました。

まとめ

本日は、クライアント様の事例をもとにお伝えしました。

身体のシステムは複雑であり、揉んで良くなる、ストレッチだけで良くなるということはありません。

LIGHT SWELLは、十分にお身体の状態を確認させて頂き、問題の解決に向けて全力で評価・コンディショニング・リハビリを行います。

『ちょっと痛いところを揉んで欲しい』という方のご期待には応えられませんが、痛みや不調など健康のことで悩まれて辛い思いをされている場合、ぜひご相談ください

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