違いは、科学的根拠と熊本唯一の専門性

第9回間違いだらけの健康神話(痛みシリーズ最終回)

いつもブログをご覧いただき本当にありがとうございます。

9回にわたり痛みについて、その本質を理解する痛みシリーズが今回で最終回となります。

痛みについて悩まれている方が多く、その後手術や競技の離脱へとつながっている方のお役に立てるようにLIGHT SWELLを立ち上げました。

LIGHT SWELLは整体ではなく、予防に特化した理学療法士による科学的根拠に基づいたコンディショニングを実施しています。

つまり、予防(ヘルスケア・ウェルネス)により痛みや身体の不調で悩まれている方の未来が明るくなるように取り組ませていただきます。

このブログで、少しでも痛みについての理解が深まれば幸いです。

さて、最終回である今回はメディアや雑誌の影響で様々な健康についての情報が溢れていますが、間違ったというと語弊がありますが、情報的に古い、また最新の研究では違った結果となってしまった健康情報もあります。そんな巷に溢れる健康神話についてブログを投稿します。

まずは、おさらい

まずは、おさらいをしていきます。痛みとは、筋肉が感じるものではないという話をさせていただきました。全身は膜組織(結合組織)という膜に包まれており、その膜や皮膚には感覚を感じるセンサーが点在しているため、痛みは膜組織のゆがみや膜組織の層間の滑りにくさにて生じ、その情報がセンサーにより脳へ伝えられ脳で痛みを感じます。さらに、筋肉には筋トレで鍛えられる外側のアウターマッスルと、身体を支えるために働く身体の内側に存在するインナーマッスルが存在しており、筋トレや姿勢の崩れにてアウターマッスルの過剰な活動により腹圧が低下して身体を支える力が低下し、神経や血管を圧迫して痛みにつながるという事があります。重要なのは、膜組織の適切な柔軟性と弾性、そして腹圧の高さが痛みなく健康寿命を延伸してくれます。

頑固なコリをぎゅうぎゅう揉みほぐす、マッサージは逆効果

「え!?そーなの?」「マッサージは強めの方が好きなんだけど・・・」そんな戸惑いの声が聞こえてきそうです。でも、これにはちゃんとした理由があります。

人間の身体を組成しているのは、6〜7割が水分だと言われています。私たちの身体は、想像以上に多くの水分からできています。そして、身体の流れている血液や体液には流動性がアリ、サラサラと流れていくことで身体のすみずみまで栄養やホルモンを送り届ける事ができ、また老廃物をを運んで押し流す事ができています。

しかし、強いマッサージで上からぎゅーと刺激を与え続けるとどうなるでしょうか。例えば、ホースを強く握ると中を流れている水は止まってしまいます。つまり、血液や体液の流動性が失われて粘性(粘り気)が高くなってしまいます。

皮膚の下には、膜組織があります。この私たちの身体を包んでくれている膜組織も、水分の含有量は非常に多いです。まそして、膜組織に包まれた血管や神経、筋肉たちはミルフィーユのように層になり重なり合っています。そのミルフィーユをぎゅうぎゅう強く揉みほぐしてしまうと、膜組織の水分が押し出されて硬くなります。そうなってしまうと、身体を動かした時に膜組織がスムーズに滑る事ができず、層間で引っ張られた箇所は痛みが出てきてしまいます。膜組織に包まれている筋肉の線維も無理やり引き伸ばされてしまうからです。

よく、強いマッサージを受けた翌日にもみ返しがありませんか?

実は、もみ返しは筋肉が無理やり強制的に伸ばされた後の自然な生体反応なのです。神経学的に説明すると、筋肉は「伸ばされた!」という刺激を受けると、反射的に「筋肉を縮めろ!」という身体を守るための信号を送り返します。つまり、本当は、コリを緩めて柔らかくしたいのに、強く押してしまうことで、余計に筋肉を硬く収縮させているのと同じです。「いた気持ちいいー!」マッサージほどその反動は大きいと考えてください。

ハードな筋トレは一所懸命してはいけない

筋肉はトレーニングで鍛えれば鍛えるほど良い。そんな考えの方が多いのではないでしょうか。でも、実はそうでもないです。

人の身体には大きく分けて2つの筋肉の系統があるという話をしました。一つは、身体の外側にある、大きな力を出せる筋肉群。しかし、疲れやすいという特性があるアウターマッスル。もう一つは、身体の内側にある、大きな力は出せないものの使っても疲労しない筋肉群であるインナーマッスル。そして、人の身体はバランスをつるように調整させているので、例えばアウターマッスルを過度に使いすぎると、その反動でインナーマッスルの働きが抑えられます。そうなると、以前のブログでも説明させて頂いたように、腹部を横に走る腹横筋などのインナーマッスルに囲まれたお腹の空間がしぼんでしまい腹圧が下がります。そして、最初に書いたように神経や血管を圧迫し冷え性の原因となったり、円背などの姿勢の崩れやケガの原因となってしまいます。スポーツジムなどにあるマシントレーニングはできれば、ハードにしない方が身体にとって良い結果につながると考えられます。

入念に身体を伸ばすストレッチも考えながらやる必要がある

みなさんスポーツは好きですか?私もスポーツ観戦が好きです。特にサッカー観戦。特にサッカー選手の本田圭佑選手が好きです。プレーヤーとしても人間としても。本田選手のように常に挑戦する人間でいたいと思います。

ところでスポーツ観戦をしている時、最近は選手が試合や競技の前にぴょんぴょんと飛び跳ねたり、両手をぶらぶらさせて、動きながらウォーミングアップしている姿を見かけませんか。テニスの錦織圭選手もよくしていますよね。あれは、身体を動かす前の準備運動として、すごく理にかなった動きです。

今まで、スポーツをする前の準備運動といえば、みなさん入念なストレッチを行っていたと思います。例えば、アキレス腱を伸ばすとき。ふくらはぎを伸ばしたまま、じんわりとした痛い気持ちを感じながら、そのままの姿勢で止まりながらしっかり伸ばすストレッチ。これは、静的ストレッチと言い、感覚としてある種の心地よさを感じていても、実は身体にとってはそうではありません。

リハビリやスポーツの世界では、すでにだいぶ認知されている事実ですが、こんな実験結果があります。100m走の前に念入りに静的ストレッチを行った群と行わなかった群では後者の群の方がタイムが良かったという結果です。これは、静的ストレッチを行ったことで、腹圧が落ちてしまい、そのことがパフォーマンスを低下させてしまったと考えられます。

筋肉の権威、東京大学の石井教授は、現在のスポーツ生理学の分野では最大のパフォーマンスを発揮しよとする前には、長時間の静的ストレッチは行わない方が良いという見解をしめされています。ここで、冒頭の一流スポーツ選手たちの動きながらウォーミングアップの重要性につながります。

身体のパフォーマンスは、筋肉を緩めすぎたり、揉んだりストレッチしたりしては向上しません。専門的な調整が必要です。ぜひご相談ください。

5本指靴下は、むしろ転倒しやすくなる

足の構造的に5本指靴下は、足と足との指の間に布が2枚ずつ入ることになります。これは、足の骨と骨との連結を無理矢理引き剥がすことにつながります。

アメリカには足専門の医師がいますが、私はその足病医師から直接指導を受けています。そんな経験からお伝えしたいのですが、足の骨と骨との連結を無理矢理引き剥がされた足は、足の強固な連結が弱くなり、足の形が崩れで平べったく、土踏まずがない扁平足になってしまいます。

足の指と指の間を開く健康グッズをはめた状態で立ち、足を見てみてください。足の裏のアーチが低く潰れていませんか。

足の裏にあるアーチ状の形である土踏まずは、実は地面に着地した際の衝撃を緩和するという大切な役目を持っています。自前のクッションのようなものです。ところが、5本指靴下を履くことで、足の構造が崩れ土踏まずがなくなり、扁平足になってしまうと、身体は衝撃を直接受けてしまいます

さらに、足の指の力を鍛えるタオルギャザーという練習を知っていますか?タオルを足の下に敷き、それを指で引っ掛けていく練習。テレビや雑誌でも取り上げられていたので知っている方も多いのではないでしょうか。5本指靴下とタオルギャザーを行い足の指を鍛えることで転倒予防を目指しましょうといった練習もありました。

しかし、日本理学療法学術大会で発表された論文によれば、高齢者にとって足の裏の感覚は、立っている時のバランスをとる際に影響を与えることが確認されていました。つまり、転倒は足の指の力よりも、足の裏の感覚の弱さによって起こる可能性が高いという事です。足の指を使う事よりも、足の裏で床の感覚をキャッチできなくなってしまうことの方が転倒の要因として大きいといえます。

左右同じ動きを意識するウォーキングは間違っている

間違った情報を提供している施設でや雑誌では、人間の身体を左右対称にするような画像を掲示しています。施術前とせ術後で「ほら、こんなに左右が一緒になったでしょ!」といった画像。しかし、これは間違っています。なぜなら、人の身体はそもそも左右対称ではありませんし、右と左を同じように使わなくてもいいからです。

これは、歩く時にもいえます。意識して左右を一緒にする歩き方を行ってみてください。意識して左右が一緒になればなるほど、身体には違和感があると思います。また、歩くときには、背筋を伸ばしてピシッとした良い姿勢で歩こうともしなくていいです。これは、身体を意識的に固めてしまい、固めすぎた身体は組織を硬め歩くリズムを崩してしまいます。大事なのは、柔らかく、弾性のある身体でテンポ良くリズムをとりながら歩くことが重要です。

まとめ

今回は、痛みについて、そして痛みを出さないために、怪我しないためにどうするべきかという事を、様々な視点から9回にわたり投稿しました。

当たり前と思っていることでも、専門的に見ると間違っている事も多く存在します。

LIGHT SWELLは、理学療法士がヘルスケア・ウェルネスに特化した科学的根拠に基づいたコンディショニングを行っています。これは、どういうことかというと、なんとなく良いと思ってやっている事とか、昔から良いとされているからやっているなどといった抽象的な施術やコンディショニングではなく、正しいデータがあり科学的に良いとされている技術や知識を使い、身体の専門家がコンディショニングを行い、みなさまに元気になってもらうという事です。

LIGHT SWELLは、身体にお悩みを抱える方全てを対象としています。

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専門的な視点で調整させていただきますので、お気軽にご相談ください。

9回という長いブログをみていただきありがとうございました。

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