いつもブログを見て頂きありがとうございます。
熊本のヘルスケア・ウェルネスを中心に科学的根拠に基づいた専門的なコンディショニングを行っているLIGHT SWELLです。
ヘルスケア・ウェルネスというのは、言い換えれば健康増進・疾病予防です。
将来あなたはどんなライフスタイルを送りたいですか?
旅行に行きたい
趣味活動
仕事を続ける
自分の足で歩いて痛い
スポーツでプロを目指す
猫背ではなく姿勢を綺麗に保ちたい
私らしくいたい
そのライフスタイルを送るにあたり絶対必要なのは、健康です。
私は身体の専門家である理学療法士ですので、健康の中でも身体の痛みや不調に特化してコンディショニングを専門に行っていますが、寄せられるご相談の中で多いのが「痛み」です。そして、残念ながら世の中には健康に関して間違った健康情報や逆に身体を悪く調整してしまうと思われる整体などの施設も多いので、痛みについて9回にわたり投稿しています。
今回はその7回目となります。第1回から読んでいただくことで、痛みの理解が増すと思いますので、よろしければ1回目から確認してみてくださいね。
健康に自信を持って活き活き暮らすための食や生活習慣
健康が大事だと言われていますが、これは、ただ単に長生きするのではなく健康的に生活できる期間を、いかにして長く保ち続けれらるか。つまり健康寿命が大事だということです。
健康寿命に関する定義は、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱して以来、長く人々の関心を集め続けています。
ちなみに、厚生労働省と総務省の平成25年度の調査によれば、日本人男性の平均寿命は80.21歳に対し健康寿命は71.19歳。女性の平均寿命は86.61歳に対する健康寿命は74.21歳。つまり、寿命に対し健康的に活動できる期間は10歳程度短いということです。
例えば、痛みがなくなれば「もうちょっと歩いてみようかな」「そうだ今度は旅行に行ってみよう」と行動範囲や心の開放度が広がります。
そして、その行動を支えるのは、自分の身体に対するささやかな自信です。「大丈夫」という自信があるからこそ、日常生活における様々な欲も出てきます。
このブログを通して、皆さんにお伝えしている長持ちする柔らかな身体は、そんな希望を叶える健康の持久力を伸ばす力を備えるものです。
このLIGHT SWELLでお会いする方々へも、痛みをとることだけがゴールではなく、ご自身の健康に自信を持ち、生活の質を上げることが最終目的だと思っています。
痛みのない、柔らかな身体は長持ちする
以下に簡易的な身体のチェックリストを作りました
□うつ伏せをする事があり、そのまま眠る事がある
□手足に冷えを感じない
□寝つきがよく、毎朝スッキリ起きられる
□関節が柔らかい
□空気をたくさん吸う事ができる
□両手で足を雑巾のように絞れるくらい足が柔らかい
□お腹を触った時、柔らかくどこを押しても痛くない
□腰に手を当てながら身体を後ろに反った時に、後ろの景色が見れる
□ボールのようにぴょんぴょんとその場で連続でジャンプができる
□歩くことが好きで、たくさん歩いても苦ではない
いかがですか?どの程度チェックできたでしょうか?
これは身体を見させていただく上でとても大事な指標となります。
これらを言い換えると
・うつ伏せになっても痛くない、柔軟性がある身体
・血流の良い、冷え知らずの身体
・眠りに入りやすいリズムを持っている身体
・関節にも柔軟性のある身体
・胸を広げて上手に深呼吸ができる身体
・硬さのない柔らかな足をもつ身体
・赤ちゃんのように柔らかく弾力のあるお腹をもつ身体
・適度なバネをもつ身体
・持久力があり、歩いても痛くならない身体
とこんなふうに言い換えれると思います。
これらの身体を手に入れて、自信を持って生活していただくために、LIGHT SWELLがあります。
さらに、食生活や生活習慣でも注意をおこたらなければ、よりいっそうの相乗効果が得られます。
気をつけたい食生活
私たち理学療法士は職業柄、予防医学の知識に長けています。
体調はもちろん、身体やメンタルの調整まで、コンディショニング全般をサポートする事ができます。
痛みの改善や予防に関しては、LIGHT SWELLは特に特化していますが、今回は痛みの予防に関して少しお伝えします。
痛みの予防に関しては、経験と科学的なデータ、神経科学や整体力学の観点から考える事が大事ですが、食生活も勘案すべき項目です。ご存知のように、自律神経は食べたものを消化するために胃液を出したり、消化したものを身体から排泄させるなど食に関しても大きな影響力を持っていますが、実は自律神経は私たちが食べたものの情報も拾います。
自律神経のうち、副交感神経は、口・食堂・胃・小腸・大腸などの消化器系にも分布しており、集めた情報を脳へ伝達する求心路という回路を持っています。例えば、空腹や満腹の情報を脳の食欲中枢に送るこれが求心路と言われるものです。さらに、私の勉強仲間が、独自に調査・検討してみた結果、食べたものによって腹圧も変わる事が確認されました。びっくりしますよね。雑誌やテレビのメディアでは、健康の為には筋トレが大事だと言っていますが、それだけでは足りず食事や生活習慣、柔らかい弾性の身体が大事なんです。
例えば、不飽和脂肪酸が含まれているものを口にすると、腹圧が落ちます。具体的には、ファーストフードのフライドポテトやコーヒーフレッシュ。合成保存料が含まれているコンビニなどで売られているお弁当も要注意です。これらは、食べた後に腹部のインナーマッスルの働きを確認するバランステストで判定しました。
精製された、白砂糖については、腹圧を下げるのみならず、白砂糖が燃焼した後の燃えカスが膜組織の中に残ってしまい、膜組織を硬くしてしまう糖化現象にもつながる事がわかってきました。
食べる時間もリズムが大切
食べるものに注意するだけでなく、食事をするリズムにも気をつけるようにしなければなりません。
人の身体は生体リズムによって、身体や精神の状態が一定に保たれています。つまり、食事する時間をはじめとする普段の日常生活のリズムも、比較的一定の方が身体には好ましいと考えられます。
例えば、いつも朝がご飯を食べない人は、朝は食べないというリズムを保ちますが、「今日は食べるけど、明日は食べない」とか「昨日はあんまり食べてないから、今日はいっぱい食べおう」などのリズムを崩す行動は良くありません。
多幸感をもたらすスキンシップのすすめ
生活の質を高める習慣として最後にスキンシップをおすすめします。
脳内ホルモンの一つにオキシトシンという物質があるのをご存知でしょうか。
別名「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれていて、一般的には出産時に子宮筋を収縮させて、授乳時の母乳を出しやすくするための分泌促進作用のあるホルモンとして知られています。
そのオキシトシンは皮膚と皮膚が接触するスキンシップを通じて分泌されます。
オキシトシンが分泌されると情緒が安定しスキンシップをした相手との絆や愛情を深める効果がもたらされると言われています。
オキシトシンには痛みを軽減させるセロトニンを活性させる作用もあるので、日常的に分泌させると痛みのない身体に近づくことにもつながるでしょう。
どうでしょうか。久しぶりに、ご夫婦で手をつないでゆっくり散歩してみませんか。恋人とハグしてするのもいいですし、久々にあったお孫さんをぎゅっと抱っこするのも良いでしょう。これらによってオキシトシンは分泌されます。
このブログを読み終わった後に、身近な方とスキンシップを試してみてください。気持ちが穏やかにほっこりできたら、成功です。
まとめ
いかがだったでしょうか。普段の生活の中にも、身体のリズムを崩してしまい、痛みにつながる習慣が潜んでいます。また食事と自律神経との関係性にも注意することでより元気な健康的な身体を目指す事ができます。スポーツ選手に関しては、これらを気をつけることで、腹圧が高まり体幹安定性が向上することでパフォーマンスは向上しケガしにくい身体を手に入れる事ができます。
次回は、運動効率と寿命について投稿させていただきます。
ありがとうございました。