体幹という言葉が一般化してきました。
それほど、体幹の重要性が認知されているということだと思います。
体幹は、動作安定の為に重要であるという認識があります。
その為、スポーツをされている方、産後に姿勢が崩れやすい方、美容の為に体幹を鍛えている方は多いと思います。
その体幹を鍛える為に、腹斜筋や腹横筋、骨盤底筋群、横隔膜などを筋トレを行うという雑誌やテレビ番組が多くあります。この筋トレは、つまり筋を肥大させるということです。
筋は線維で出来ており、その集合体です。その一本一本を肥大化させることがつまり筋トレです。その結果どうなるかというと・・・・
素晴らしい筋肉ですよね。筋を見事肥大化させています。
しかし、あなたがイメージした結果と違うとしたら・・・・。
もっと、「痩せマッチョ的な感じ」をイメージしているのでしたら、自重や負荷の強い筋トレは方法が違います。
また、ただ腹筋を割りたいのなら、有酸素運動をして皮下脂肪を減らした方が効率的です。
では、ヨガやピラティスならどうでしょうか?
筋が強化されるには、全力の2/3以上の強度で4週間以上負荷をかけ続けなければなりません。
その強度の負荷でのヨガは少し大変かもしれませんし、筋の活動性は高まり難い可能性があります。
スポーツ選手には特に知ってもらいたい重要な事
特にスポーツ選手には知っていて頂きたい事があります。
それは、筋トレにてアウターマッスルを鍛えるとインナーマッスルの働きは低下します。
つまり、腹筋等の筋トレを集中的に行っても、体幹安定性にはつながり難いということです。
FF線維の強化だけではなく、SやFR線維の活動性の向上が必要です。
では、体幹安定性とは何か。
体幹安定性とは、動作の前に筋が勝手に働いて安定性を高めてくれているということです。
もし、誰かとぶつかり倒れそうになっても、勝手に筋が働き安定性を担保してくれます。
勝手に働かなかったら、そのまま転倒します。
勝手に働くという事が重要で、専門的にはAPAシステムといいます。
つまり、体幹が強いというのは、APAシステムが安定的に発火しているということです。
APAシステムが継続的に発火する為には、筋トレだけでは、完結しません。
・身体の感覚が適切であるか。
・神経に詰まりが無いか。
・地面と唯一接している足部の崩れは無いか。
・前庭迷路感覚が適切に入力されているか。
・脳卒中などの病気よりシステムの低下が無いか。
など、様々な要因が影響してきます。
しかし、このAPAシステムが適切に発火していると
①運動パフォーマンスが向上
②産後の骨盤周囲の安定性向上
③子供の活動性の向上
④美しい姿勢の維持・改善
⑤健康増進・転倒予防
につながります。
筋トレだけではダメなんです。
神経の滑走性の調整、結合組織の柔軟性、足部構造の適切さなど適切に評価しなければなりません。
LIGHT SWELLでは、最新のデータをもとに科学的根拠に基づき、あなたのなりたい未来や健康増進・疾病予防、運動パフォーマンス向上、産後の調整、美容の悩み改善のお手伝いをさせて頂きます。
スポーツ選手や美容、子供や産後の調整を現在行われている方、変な調整(変な感覚入力)は将来的にあなたの身体を不安定へ変えてしまう可能性があります。その調整は科学的でしょうか?
体幹の不安定を調整する一例を動画にしてみましたのでよろしければご確認ください。