本日は、頭痛と首(以降は頸部)の関係についてブログを投稿させて頂きます。
頭痛の原因は、以前のブログにも投稿しましたが、様々です。
しかし、最近増えてきている訴えが頭痛がある時に頸部も痛いというものです。
詳しく生活の状態を確認してみると、コロナウィルスの影響で外出機会が減り、テレビやスマホ視聴時間やパソコン作業が増えているということも関係しているようです。
なぜ、頭痛とともに頸部も痛みが出現しやすいかというと、環椎後頭関節と言われる部位が関係している事が多いです。
頸部の骨は、一般的に7つありますが、1番上の骨と頭蓋骨がつくる関節が、環椎後頭関節です。
各関節の間には、椎間板と言われるクッション材があり、普段の生活で生じる衝撃を緩衝してくれます。
そして、この7つの頸部の関節と環椎後頭関節が硬くなり、頭痛等の原因となっている方が多いです。
硬くなる原因
では、なぜ硬くなるのか。
まず、人の関節は滑膜関節と言われ、結合組織によって包まれています。
この結合組織は、筋肉を包むと筋膜と呼ばれます。全身を包んでいる結合組織ですが、包む場所によって名前が変わります。
そして、結合組織は動かないことや姿勢が崩れることで硬度が高まります。
硬くなり、硬度が高まることで、身体のバランスを崩すだけではなく、硬くなった感覚が脳に入力され、身体の不調につながります。
大事なこと
まずは、頸部の特徴ですが、
①7つの骨とその関節からできている。
②関節の中を、神経と血管が入り込んでいる。
③関節はクッション材(椎間板)により緩衝作用がある。
④骨の1つが崩れると、連結する他の骨も崩れる。
⑤骨のバランスが崩れると、神経や血管が詰まり身体に不調を与える。
⑥環椎後頭関節は、姿勢の不調により硬くなりやすく、頸部の骨に影響を与えやすい。
つまりパソコン作業やテレビやスマホを長時間見ていると姿勢が崩れ、環椎後頭関節の膜組織が硬くなり、頸部の骨が崩れ、神経や血管を圧迫しつつ、バランスが崩れた感覚が脳に入力され痛みや不調を招きます。
つまり普段から、姿勢を整える事が重要です。
しかし、頸部の硬度が高くなってしまってからはコンディショニングが必要です。
注意しなければならないのは、頸部には神経や血管が入り込んでいるので、専門的にコンディショニングを行わなければならないという事です。
・頸部は右に傾いている(解剖学的に右回旋)ので、頸部の骨を真っ直ぐに調整すると余計に痛みや痺れが出現します。
・ボキッとする調整をすると、一緒に血管や神経を痛め痺れ等の原因になる。
・揉んだり、ストレッチは過剰に神経を伸張させてしまったり、余計に膜組織の硬さを高めてしまう。
頸部に関しては、本当に専門的にコンディショニングが必要です。
頭痛や身体の不調でお困りの場合、解剖学・運動学の知識を有し、膜組織等の専門知識があるライトスウェルに、ぜひご相談ください。
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