ウィメンズヘルスケアも4回目となりました。
今回は、クライアント様からもご質問が多い「帝王切開後の産後ケアについて」書かせて頂きます。
帝王切開術について
分娩には、自然分娩(経膣分娩)と医療的処置が必要な吸引分娩、鉗子分娩、帝王切開があります。
母親か胎児のどちらかに問題が生じ、自然分娩が難しいと判断された場合に帝王切開術を選択されます。
緊急性が高い場合に選択されることが多いのではないでしょうか。よくカイザーと言われたりします。
母親と胎児の確実な状態把握と分娩方法の選択、患者様への説明、手術、術後のフォローと産婦人科や麻酔科の先生達、助産師さん達のチームは本当に凄いです。尊敬いたします。
この帝王切開は、皆さんご存知の通り、腹壁および子宮を切開します。
切開方法は「横切開」や「逆T字切開」「縦切開」があり、特に選択されやすいと言われているのは横切開と縦切開です。
横切開:創部が下着に隠れて目立ちにくい為、美容の観点から好まれますが、胎児娩出までに時間がかかることと、術後の痛みが少し強いと言われています。
縦切開:回復しやすく胎児の娩出が容易なことや、術後の痛みが少ないと言われていますが、術部が瘢痕化しやすいと言われています。
詳しくは、主治医の先生に確認してくださいね。
そして、術後は静脈うっ滞や肺合併症予防、骨盤底運動などを行います。
LIGHT SWELLの関わり方
実は、切開を行うと癒着が発生します。
癒着は、手術時に癒着を防ぐシートを使用したり、薬を使用して炎症を遅らせる方法などが選択されますが、それでも完全に癒着を防ぎきるということが難しい場合もあります。
癒着をそのままにしておいくと、不妊の要因となり得るというケースもあります。
また、陣痛や分娩第2期(子宮口が開いて胎児が生まれるまで)の「いきみ」により骨盤底や陰部神経(肛門を締める神経)にストレスがかかり、身体に問題を起こす場合もあります。
そこでLIGHT SWELLでは、癒着を改善できるように癒着によって組織間の滑りが悪くなった、皮膚や結合組織の滑りの改善を行います。マッサージはダメですよ。余計に硬くなってしまいます。
同時に、骨盤底筋群の働きを高める為に、そして骨盤周囲の安定性を高めるために、お腹の圧を高めていきます。
手術で組織を切開したことで、お腹の圧は下がりやすくなっており、動作時のフラつきもみられる場合もあります。お尻あげや筋トレは、ストレスを受けている筋や神経に対し負担が大きいのでLIGHT SWELLでは行わず、優しく神経の働きを高めてお腹の圧を高めていきます。
まとめ
近年、日本では分娩数が減少しているにもかかわらず、帝王切開を締める割合は20%を超えているという厚生労働省のデータがあります。35歳以上では、自然分娩率が低下し年齢の増加とともに帝王切開術による分娩率が増加することもわかっています。
身体に不調があると、身体に問題が生じ不調が生じるだけではなく、自律神経が乱れ精神的な不安定につながります。
やっと出会えたお子様には、あなたの笑顔を見せれるように、身体の不調や産後ケアの心配がある場合は、ぜひご相談ください
あなたも、あなたの周りの大切な人も笑顔でいれますように。
熊本市東区御領2丁目1-2-2
科学的根拠に基づいたパーソナルヘルスケア
LIGHT SWELL